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3年目の福島へ - LOVE ANIMAL

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3年目の福島へ

東日本大震災の発生から2年が過ぎ、3年目に入りました。

震災直後から被曝覚悟で多くのボランティアの方が福島入りされていました。

東京から日帰りで移動出来る距離

行って私に何が出来るというものでもないのですが、

とにかく行かなきゃとずっと思っていました。

この度うちのとらまるのもうーすさんが「案内しますよ」とブログに書いてくださり

へなちょこな私もやっと重い腰を上げる事が出来ました。


もうーすさんが案内してくださったのは浪江町にある「希望の牧場

参加者は後から合流した海外の取材の方を含め10名程。


こちらは入口付近

F1

少し近寄り難い感じがしますが、「死を決して命を救う」

これは牛さん達だけでなく、後世の人々をも救いたいという強い意志の現れだと

牧場を後にする時私はそう思いました。

すぐ横は浪江町、バリケードがしてあり立ち入り禁止になっています。

F2


どうぞと書かれてあるので遠慮なくお邪魔します。

F3

警戒解除と書かれてありますが、

福島第一原子力発電所からは14キロの距離にあり、

放射線量は約3μSv/h、山の向こうに原発の排気塔を見ることが出来ます。

2011年3月14日には3号機の爆発音も聞こえ、

排気塔の上まで届く白い噴煙も双眼鏡で確認されたそうです。

F4

牧場内に入るとストーブを囲み、代表の吉沢さんのお話を伺いました。


メモも何も取っておらず、私の曖昧な記憶と主観がミックスされて

事実と多少違うかもしれませんが、どうか容赦下さい。

お話の内容を全て書き残す事は難しいので

希望の牧場をご存知ない方の為に概要と

印象に残ったお話をメモ代わりに記しておきます。



原発の事故後、警戒区域内で何とか生き延びた牛や豚、鶏などに対し

国が殺処分指示を出したのは記憶に新しいと思います。

その中で指示を拒否した約20軒の農家が2013年3月現在

市場に出すことが出来ない被曝牛約700頭の飼育を続けており、

その内半分の約350頭が希望の牧場で飼育されています。

現在希望の牧場がある元々の「エム牧場」と「やまゆりファーム」

最近になってレスキューした「旧おたすけ隊」で管理されていた牛たち

それに迷い牛等がいます。

殺処分自体はそろそろ終了となり、保護されている被曝牛を対象に

日本獣医師会の研究プロジェクトが立ち上がり

希望の牧場さんもプロジェクトへの参加を要請されたそうです。

協議、検討の結果希望の牧場さんの答えは「ノー」

獣医師会は殺処分を推進して来た農水省とつながっており、

プロジェクトに参加すれば農家は活動を色々制限され、自由がなくなる事、

調査研究が終わればいずれ牛たちは殺処分されるだろうと吉沢さんは考えます。

希望の牧場が獣医師会にプロジェクトには参加しないと伝えた約1週間後に

農水省の方がわざわざ牧場にやってきて「獣医師会のプロジェクトに参加しないのか?」

と聞いて来たことから獣医師会と農水省がつながっていることは明白です。


そもそも「希望の牧場」が牛たちを生かす理由は何なのでしょう?

命を大切にすることはとても大事なことです。

ですが、ボランティアの人と人手も資金もギリギリの状態で被曝しながら

言い方は乱暴ですが、商品価値のない牛たちを苦しい思いをして生かす理由は?


吉沢さんはこうおっしゃいました。

「ベコ屋」にとって牛を殺す事は心折れる事だと。

牛を餓死させ、殺処分に応じて避難所にいる「ベコ屋」は

みんな心が折れてしまっている。現に自殺した人もいる。

でも、殺処分に応じた農家も、生かす事を選んだ農家もどちらも正しい。

希望の牧場は餓死でも殺処分でもなく牛を生かす道を選んだ。

国と東電は家畜の殺処分の有無にかかわらず、

それ相応の賠償金を払ったとして今後一切のお金を出すつもりがない。

被曝した牛が生き続ける事は原発を推進したい彼らにとって不都合な事で

殺処分を進めてきたのは、数減らしの為だと。


希望の牧場は原発事故のメモリアル牧場の様なもの。

今は過渡期、ここで何としても原発の再稼働を止めなければいけない。

電気料金が値上がりするんなら再稼働も仕方ないかな?と流される人が必ずいる。

原発事故があと2、3回起こらないとわからないんですか?

そう吉沢さんはおっしゃっていました。


希望の牧場は原爆ドームのような存在なんだなと思いました。

吉沢さんはこうもおっしゃいました。

牛たちを生かす意味を毎日毎日探していると。



F5

元々食肉用に生産されてきた牛たち

被曝しても痩せこけても怪我をしても病気になっても

どんな運命が待っていようと、ただ一生懸命生きています。


違う牧場でたった1頭、生き残ったガガ様(ホルスタイン柄のコ)

F6


後ろ足を骨折し、瀕死の状態で見つかった福ちゃん

F7

ボランティアの方がマンツーマンで介助しています。

F8

警戒区域から出る事も出来ず、十分な治療も受けられない。

どうして…と福ちゃんに問いかけられているように感じました。


長くなりましたが、まだまだ続きます。
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