FC2ブログ

結 3年目の福島へ - LOVE ANIMAL

LOVE ANIMAL ホーム » スポンサー広告 » 福島 » 結 3年目の福島へ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

結 3年目の福島へ

福島へ行ってからもう1週間です。


今回は少し辛い写真を載せますが目を背けず見て頂きたいです。



希望の牧場を自由に見学させてもらい

昼食を摂った後に墓場と呼ばれる場所に案内してもらいました。



牛たちが放牧された側と反対の道を下った先にその場所はありました。

積み重ねられ消石灰をかけられた牛たちの死骸。



F15


中には仔牛もいました。

時間の経ったものは目の辺りとお尻の辺りが黒く窪み

慢性鼻炎と花粉症の私でも嗅ぐ事が出来る位の死臭が漂っていました。

夏場はもっと酷い匂いが出るのでしょう。


通常、市場に出せない牛などが死んだ場合

畜産専用の焼却場で火葬されると思いますが、

警戒区域内の牛たちは警戒区域外に出す事は出来ません。

雨ざらしの場所に置かれて微生物が分解してくれるのを待つしかないのでしょう。

自然な形と言われればそうなのですが、やはり悲しい光景です。



上の写真を撮った後、足元を見ると牛たちの骨が散らばっていました。

F16

一瞬しまった、ごめんなさい。と思ったけれど

結局人間は動物たちの死の上に立って生きているんだと思いました。



牛は食べるけど、鯨を食べるのは野蛮だとか、

植物は食べるけど、動物を食べるのはかわいそう、

というのはちょっと違うんじゃないかなと常日頃から思っています。


犬や猫の肉を食べろと言われたらちょっと躊躇するので

気持ちがわからん事もないのですが、でも食べている事に変わりはないですよね。

植物も切れば汁が出るし、人間に聞こえない、わからないだけで

すごい悲鳴をあげて痛みを感じているかもしれない。

人間が理解出来ない、知らない事を「ないもの」として扱うのが私はちょっと気に入らない。


自殺するのは人間だけで

人間以外の動植物は生きる為に生まれて、死ぬまでずっと生きようとする。

生きる理由など彼らには必要ないのです。


必要以上に育てて必要以上に殺すのはもちろん反対ですが

植物も、動物も、生きているものは何かを摂取しないと生きていけなくて、

それは悪い事でも、かわいそうな事でもなく当たり前の事。

ただ人間ならば命を頂いているということをちゃんと理解し、感謝して食べることが大切。

人が口にするものはたいてい、それを作る人がいて

愛情と手間暇かけて誇りを持って育てた命という事も忘れてはいけません。



ちょっと話がそれましたが、牧場の話に戻りましょう。

この日は朝から牛たちに注射をしていたので獣医さんが来られていました。


写真は瀕死の牛さん

自力で立ち上がる事は出来ません。

F17

脱水を起こしている為、2リットルのポカリを飲むだけ飲ませてもらっていました。

この後、獣医さんに点滴してもらっていましたが、その後どうなったかはわかりません。


新しい命が生まれ、老いた牛、弱った牛から死んでいく

これは牧場では日常的な光景かもしれない。

ただひとつ大きく違うのは希望の牧場にいる牛たちは

国から生きることすら否定された牛たち。

原因を作ったのは人間自身なのに。




私は忘れない。





一生忘れないし、みんなに希望の牧場の事を知ってもらいたいです。





今回希望の牧場に行けて本当によかったです。

直接でないと聴けない話、その時その場所に行かなければ決して見れない風景

また必ず訪れたいと思います。


ふくちゃんは腐りかけた後ろ脚を切断してもらい

昨日は3分間も立ったようです。すごいよふくちゃん。

そんな頑張り屋さんのふくちゃんに相方は

また来るからとこっそり約束していたみたいです。





希望の牧場を後にして

津波に襲われた地域へ案内してもらいました。

道路はアスファルトの残っている部分と

アスファルトが剥がれて砂利道になっている部分があり

かなりガタガタしていました。





F18







F19







F20







F21






もちろん元からなにもなかった地域ではありません。

住宅や田んぼがあったであろう場所は2年経った今でも何もなく、

突然グシャグシャになった車があったり、逆さまになったトラクターがあり、

ぽつんぽつんと瓦礫がもられていました。


津波で流されず残った家のほとんどは1階部分の窓が全てなく、

残ったカーテンが風に吹かれて、ただゆらゆら揺れていました。


何もない土地はかなり広範囲に及び

そこに真新しい電柱と電線が規則正しく並んでいました。


海水に覆われた土地は草すらほとんど生えていません。







F22

ここは元々何だったのか、大きな水たまりに逆さまになった車




原発事故のせいでこのあたりの復興はまだまだ進んでいません。

警戒区域内はどんな事になっているのか、私の想像を絶します。



元の姿に戻るまでにいったい何十年かかるのでしょうか。





帰りに南相馬の猫おばさんこと吉田さんにお会いする事が出来たので

少しだけ用意して行ったカリカリと収納ケースで作った猫食堂をお渡しして来ました。


吉田さんもおっしゃっていましたが、

最近はテレビでも楽しそうなお笑い番組ばかりで

福島の事は忘れられている感じがすると。


3.11の直後、日本中で感じたあの気持ちはどこへ行ってしまったのでしょう。

復興はまだまだこれからです。

原発についても収束していないし、問題は山積しています。



希望の牧場で見た空は昼間でも相当近く感じ、

夜はいったいどれ程きれいな星空が見えるんだろうと思いました。

こんな美しい故郷を捨てていかなければいけなかった人たち

被曝しながら故郷を取り戻す為戦う人たち

気丈に振る舞い、笑っていたとしても

辛くない訳がないんです。

それでも頑張る人たちがたくさんいるから

同じ日本に住む者として、同じ時代に生きる者として

いつも心に留めて小さな事でも自分に出来ることを続けて行きたいと思いました。


希望の牧場の方々、ツアーに参加されたみなさま、

ツアーを企画してくださいましたもうーすさん

本当にありがとうございました。

またお会い出来る日を楽しみにしています。
コメント
非公開コメント

トラックバック

http://mortini.blog92.fc2.com/tb.php/197-30c8ec8e

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。