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地球に棲む生命全体での民主主義 - LOVE ANIMAL

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地球に棲む生命全体での民主主義

少し難しそうなタイトルをつけてしまいましたが、

【脱原発を考えるペンクラブの集い】part3 ~ 動物と放射能 ~

というイベントがあり土曜日に神保町まで行ってきました。

日本ペングラブは核兵器の廃絶を強く訴えており、

【脱原発を考えるペンクラブの集い】をこれまでに2回開催していて

今回、3回目は「動物と放射能」というテーマでした。

(日本ペンクラブとはこちらをご覧ください。)


part3の「動物と放射能」は3部構成で


第1部は岩崎雅典監督作品の「福島生き物の記録」シリーズ1~被曝~の上映


第2部は「報告 動物と放射能」と題して

・希望の牧場代表の吉沢正己(よしざわ まさみ)さん

・フリーランスカメラマンの太田康介(おおた やすすけ)さん

・日本野鳥の会の山本裕(やまもと ゆたか)さん

からお話を伺いました。


第3部は「対話・質疑応答」で

日本ペンクラブ常務理事の高橋千劔破(たかはし ちはや)さんがコーディネータを務められ

第2部の3名と作家であり福島で犬のレスキュー活動経験のある

森絵都(もり えと)さんも加わわったシンポジウムでした。


写真の1枚でも撮ってくれば雰囲気がより伝わっただろうに

真剣に話を聴いていたので撮り損ねてしまいました。

またメモも録音もしていなかったので

若干あいまいな記憶をたどりつつ、ここに残しておこうと思います。


森絵都さんはこうおっしゃっていました。

福島の動物の現状を知らない方がまだまだたくさんいらっしゃる。

現地に行って自分の目で置き去りにされたペットたちを見てしまうと

ボランティアの人たちはそれを見なかった事には絶対できない。

そうするとボランティア一人にかかる負担が大きくなってしまう。

一人にできる事は体力的、精神的、物理的にも限界があるので

情報を共有してみんなの問題として考えなくてはいけないと。


太田さんも同様なことをおっしゃていました。

このままではボランティアの人がつぶれてしまう。

中には疲弊して事故を起こしたり、胃に穴が空いて血を吐いたりする人もいる。

それでも彼らは自分を止めることは出来ないと。


犬猫だけじゃなく牛も馬も豚も鳥もその他にも助けてあげられなかったコがたくさんいる。

それを実際に見てしまったから太田さんも含めボランティアさんたちは

今生きているコたちだけでも助けてあげられるように日々頑張っておられます。


今年の春になって福島の警戒区域が再編されたのですが

それによって帰還困難区域では住民でさえも月1しか立ち入ることが出来ず

残された猫たちにとっては前よりも状況が悪くなってしまっているそうです。

野生化して生きられるんじゃないのと思う人もいるかもしれませんが、

猫と人は紀元前から寄り添って生きて来たのです。

人間のケアがないと猫の生涯は険しく非常に厳しいものになります。


神戸の時も新潟の地震の時も動物たちは助けてもらえた、

なのに福島の動物たちは原発事故のせいで人間に見捨てられた。

冒頭におっしゃった太田さんの言葉がずっしりと重くのしかかりました。


一見、人と関わりのないように見える野鳥ですが

ツバメなど民家に巣を作る鳥たちにとっては影響があるそうです。

ツバメの場合、人気のない巣ではカラスなどの天敵に卵や雛を食べられてしまったり、

巣を作ろうにも、水の入っていない草の生い茂っているカラカラの田んぼでは

巣材である泥もとれなかったり、水田を住処にする虫が減り

えさも獲るのも大変になります。

また、巣材やえさがあっても放射性物質に汚染された巣で育ち

汚染されたえさを食べた親鳥や雛たちは間違いなく被曝します。

通常のツバメの喉は赤色の羽で覆われているのですが、

チェルノブイリ周辺のツバメには主にのど元に部分白化という

白い斑点がみられるそうです。

現時点でサンプル数は少ないものの福島のツバメにも

チェルノブイリと同じような部分白化のあるツバメが確認されています。


福島だけでなく千葉県の流山市から来た方のお話によると

流山はホットスポットで線量が高く

原発事故のあと、6ヶ月間も鳥の鳴き声が聞えなかったそうです。

忘れてしまったのですが、もぐらと・・何だったかな・・

もぐらと〇〇は今も姿を見ないそうです。

放射線との関連があるかどうかわかりませんが、無関係とは到底思えません。


お話を聴いているとこの方は自然を観察し、動物とふれあいながら

毎日まじめに穏やかに暮らしていたのだろうなと想像できました。

それが原発事故以来生活が一変したのでしょう。

千葉にたくさんあるホットスポットの事も取材してほしいと

一生懸命訴えてらっしゃいました。


それから部分白化はツバメだけではありません。

希望の牧場の牛たちにも斑点が現れています。

白斑
(写真は3月に希望の牧場で見せて頂いたものです。)

環境省の方が牧場に来られた際、斑点の出ている牛を吉沢さんが見せたそうなのですが、

希望の牧場の牛は畜産ではないので管轄外なのか?

文科省へ言ってくれと、相手にされなかったそうです。


吉沢節は福島を離れ神保町でも健在で

お話は少し長いのですが(笑)、熱のこもったカリスマ性たっぷりの口調で

吉沢さんが話し終える度に大きな拍手が沸きあがっていました。



岩崎監督のお話では、プレス向け(だったかな?)に試写会をしたのにも関わらず

ほとんど記事にならなかったそうです。

映画の翻訳、DVDの制作も現在進んでいて

海外メディアの方がくいつきがいいかもしれないので、逆輸入で話題になれば・・・

なんておっしゃっていました。


岩崎監督の映画

「福島生き物の記録」シリーズ1~被曝~ にご興味ある方

上映会を開きたい方がいらっしゃいましたら

群像舎に連絡してみて下さい。

引き続き取材もされて、シリーズ2も制作されるそうです。



さて、明日から7月

参院選が控えています。

政治には疎い私ですが、安倍さんは何やら原発再稼動ありきで話をされているそうですね。

原発が再稼動されるかどうか、今年が勝負の年だと吉沢さんはおっしゃていました。

原発事故は福島だけの問題ではありません。

明日はわが身。そうなってからでは遅いのです。



そこで日本の原発の位置ですが

原発地図
日本原子力技術協会より

運転状況、モニタリング情報はリンク先でご確認下さい。



そして福島の原発事故が起こった際の放射性物質の広がりですが

風向き等に左右されるでしょうが約250㎞くらいの範囲に及んでいます。

クリックすると拡大します。

放射性物質の広がり
※早川由紀夫先生の地図より(リンク元:小野俊一先生のブログ院長の独り言

次にどこで事故が起こるか分からないし、起こらないかもしれないけど

でも、日本国内じゃどこに逃げても同じですね。


参考として日本で線量限度は下記の値を超えないよう定められています。

公益財団法人 原子力安全技術センター 原子力防災基礎用語集2012年5月 最終改訂より

<一般公衆>
 実効線量:1mSv/年、
 等価線量:眼の水晶体 15mSv/年、皮膚50mSv/年


その他こんなのもあります。

放射線量の安全基準について

ブラウザで動く放射線・放射能の単位換算ツール(簡易)



さて、ペンクラブの集い総括は

日本ペンクラブの環境委員会委員長でもある中村敦夫さんでした。


原発事故によって人間には限界があることが分かった。

成長は有限だと。

人の身体の中にも細菌がたくさんいて人間を支えてくれている。

地球全体をみても同じこと、

全ての生命が繋がって支えあって生きている。

だから、人間だけの民主主義じゃなくて

生命全体としての民主主義であるべきだと。

そうしないといつか人間自身が滅びる時がくるかもしれない。

たぶん、こんなようなお話だったと思います。



中村さんのお話で3時間半にわたるペンクラブの集いは閉幕しました。

とても濃い内容で全てを書ききれないけれど(覚えきれてないし(汗))

とても有意義な時間を過ごせました。ありがとうございました。


とてもとても大切なことだから

たくさんの人たちが集まって、計画して動いて準備して

無料でこの集いを開いてくれたんだなと思います。



考えてみれば人間のすることに文句ひとつ言わず

いつも我慢してくれているのは

動物だったり虫だったり植物だったり。


空気を汚してきれいにしてくれるのはだれ?

水を汚してきれいにしてくれるのは?

ダメになった土を植物の育ついい土に変えてくれるのは?

寂しい時や悲しい時、言葉じゃどうにもならない時に心を癒してくれるのは?

人が空腹を満たす為に犠牲になってくれているのは?


原発事故が起きて人が住めなくなった土地で

今も植物や虫や動物たちは以前と同じように暮らしていて

被曝して死んだり枯れたりするものもいるだろうけど

気が遠くなるような歳月をかけて

人の住めるような土地に彼らが近づけてくれるんだと思う。



うちの相方がよく言うのは

ナウシカみたいだ。と

本当にそうだね。


人間だけの地球じゃないから

支えてくれている動物たち植物たちに感謝して

福島で起こってしまった事をみんなの問題として

ひとりひとりが考えて欲しいと思います。
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